2024年3月期 なかしんの現況(本編)
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CHUEI SHINKIN BANK 20241 平素より、私ども中栄信用金庫をお引き立ていただきまして誠にありがとうございます。 この冊子は、皆さま方に当金庫に対するご理解を一層深めていただくため、経営方針や業務内容・業績等をとりまとめた「なかしんの現況Report2024」でございます。是非ご高覧いただければ幸いに存じます。 さて、令和5年度の経済情勢につきましては、長期化するロシアのウクライナ侵攻や中東情勢悪化といった地政学リスクの高まりのほか、欧州経済の低迷や堅調な米国経済がもたらした大幅な円安の進行など、不確実性の顕在化も見られましたが、国内においては新型コロナウイルスの感染症法上の分類が変更されたことに伴い、社会経済活動の正常化が進み、雇用環境の改善や個人消費・インバウンド需要の増加などにより、景気は緩やかな回復が続いておりました。 このような情勢の中、当金庫ではお客さまそれぞれが抱える経営やライフサイクルに応じた課題に真摯に向き合い、解決のためのご支援を適切に行えるよう、対話を重視したきめ細やかな業務運営に取り組んでまいりました。 これらの結果、令和5年度の預金積金残高は4,724億円、貸出金残高は1,749億円となり、当期純利益は7億64百万円を計上することができました。経営の健全性を示す自己資本比率につきましては、国内基準である4%を大きく上回る17.33%となりました。これもひとえに皆さまのご支援の賜物と、心より厚く御礼申し上げます。 迎えた令和6年度は、中期経営計画「地域を元気にする信用金庫を目指して~変化へのチャレンジ~」の最終年度となります。地域やお客さまを取り巻く環境が著しく変化していく中、当金庫は地域金融機関としての責務を果たすため、金融サービスの枠にとどまらない柔軟な発想で変化へ適応すべく、この計画の具現化に向け役職員一丸となって取り組んでまいります。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。あした令和6年6月理事長北村 圭一すべてを地域の明日のためにごあいさつ

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