8外部機関を活用した事業再生支援事例事業者との対話を通じた事業承継支援事例外部機関を活用したDX化事例 当金庫では、急速に変化する外部環境から様々な経営課題が生じているお客さまと伴走し、事業継続、事業発展等の課題解決支援を実施しております。その一環として、企業支援の専門部署である地域支援部に中小企業診断士を配置し、顧問中小企業診断士や外部機関と連携し、実効性のある企業支援に努めております。◦事業改善・事業再生支援 29先 当金庫では、事業承継にかかる自社株対策、後継者の育成等に関して悩みを抱えているお客さまに対して、事業承継・引継ぎ支援センターや中小企業基盤整備機構等と連携し事業承継・М&A支援に取り組んでおります。◦事業承継・М&A支援 40先 当金庫では、「経営者保証に関するガイドライン」及び「事業承継時に焦点を当てた『経営者保証に関するガイドライン』の特則」の趣旨や内容を十分に踏まえ、お客さまからお借入れや保証債務整理の相談を受けた際に真摯に対応するため、「経営者保証に関する取り組み方針」を右ページのとおり策定しています。同取り組み方針に基づき、経営者保証の必要性については、お客さまとの丁寧な対話により、法人と経営者の関係性や財務状況等の状況を把握し、同ガイドライン等の記載内容を踏まえて十分に検討するなど、適切な対応に努めています。◦外部機関と連携した補助金支援 当金庫では、生産工程に課題のあるお客さまや取引先からの需要拡大に伴い対応が求められているお客さまに対して、設備投資による生産能力強化を提案し外部機関との連携により補助金の申請を支援いたしました。◦補助金申請支援 26先事業改善・事業再生支援事業承継・M&A支援 当金庫では、営業利益率に大きなばらつきがある多品種少量生産による非効率性を内包した業界の事業者に対して、生産管理体制について調査を実施。事業者独自の伝統的な生産管理体制が生産効率向上の妨げとなっている要因と捉え、外部機関を活用したDX設備の導入を提案。設備導入後も生産管理、収益管理等、様々な観点から業務プロセス改善に係るアドバイスを実施しております。 認定支援機関と経営改善に取り組んでいた事業者に対して、計画策定に時間を要している等必要な支援を受けられていないことに気付き、中小企業活性化協議会に状況を相談。現在は、新たな外部専門家と当金庫、同協議会とが連携して経営改善に取り組んでおります。 事業承継計画を策定し引継ぎに向けて取り組んでいた中、代表者と後継者の気持ちのズレを発端に、M&Aによる事業譲渡に進んでいた事業者に対して、当金庫担当者がそれぞれの想いを確認した上で、改めて意見交換できる場を設定。当金庫が中立的な立場として、話し合いの場に入ることで当事者2名の誤解が解け、当社の事業継続にとって最適な事業承継が実現できました。経営者保証に関する取り組み方針及び「経営者保証に関するガイドライン」への取り組み状況中栄信用金庫と地域社会
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