CHUEI SHINKIN BANK 20221 平素より、私ども中栄信用金庫をお引き立ていただきまして誠にありがとうございます。 この冊子は、皆さま方に当金庫に対するご理解を一層深めていただくため、経営方針や業務内容・業績等をとりまとめた「なかしんの現況Report2022」でございます。是非ご高覧いただければ幸いに存じます。 さて、令和3年度の経済情勢につきましては、前期に引き続き新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、半導体不足や海上輸送などの物流停滞に起因するサプライチェーンの混乱と供給制約の影響がグローバルに現れたほか、ロシアによるウクライナ侵攻を受け世界経済には不透明感が強まりました。また国内においては、感染症への警戒感による個人消費の低迷や国際商品市況の上昇、急激な円安による輸入物価上昇等の影響により厳しい経済環境が継続することとなりました。今後も感染症の収束が見通せない状況が予想されるものの、政府が打ち出した各種政策の効果や海外経済の改善により景気が持ち直していくことが期待されている所であります。 このような情勢の中、当金庫では地域の皆さまの課題解決を第一に考え、それぞれのお客さまと正面から向き合いながら、多様化するニーズに寄り添う業務運営を徹底してまいりました。 これらの結果、令和3年度の預金積金残高は4,482億円、貸出金残高は1,730億円となり、当期純利益は6億22百万円を計上することができました。また、経営の健全性を示す自己資本比率は、国内基準である4%を大きく上回る17.02%となりました。これもひとえに皆さまのご支援の賜物と、心より厚く御礼申し上げます。 迎えた令和4年度からは、新たな中期経営計画「地域を元気にする信用金庫を目指して~変化へのチャレンジ~」をスタートさせました。この計画のもと、当金庫は地域金融機関としての使命と責任を着実に果たすため、役職員一同、地域やお客さまの成長と発展に向けて不断の努力を重ねてまいりますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。令和4年6月理事長あした北村 圭一すべてを地域の明日のためにごあいさつ
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